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【ボーイズラブ】教科書文学BL読み♡・夏目漱石〜こころ編~

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教科書文学BL読み~夏目漱石・こころ編~

ねむこ
こんにちは、こんばんは、本日もナノマテをお読み頂きありがとうございます。ライターの[ねむこ]です。

教科書文学BL読みシリーズ、第二弾は夏目漱石のこころです。

       

【ボーイズラブ】教科書文学BL読み♡・夏目漱石〜こころ編~

この作品、記事を書くにあたり改めて読み直しましたが、恋愛云々よりも帝大を出たエリート男の郷里の田舎臭さを見下したり、哀れんだりする様子の今と変わらなさの方がなんだか胸に迫りました。あと、ねむこも卒論を書かなくてはならない人なので、こんな駆け込みはせずに時間に余裕をもって挑もうとツクヅク思いましたね(笑)
と、まあ思わず上と中にウエイトをおいてしまいましたが、上では「私」の先生への過剰な感情が目に付きます。これは出逢いからしてそうですね。ハッキリ言って鎌倉での「私」は「先生」のストーカー以外の何者でもありません。

そして、上、中での「私」は、先生が就職の口を斡旋してくれるわけがない、と先生を分かったような気でいます。でも、これは結局間違っていたんですよね。主人公が先生に惹かれたのは、結局先生が私と似ているから、私の中に将来先生化する素養があるからなのではないか、と私は思います。

「私」は働かずに書物を読んで暮らしている「先生」の、その表面にまで表れてくる生き方に憧れを抱いていたのではないかと思います。男同士の関係にある「すごく恋愛によく似た憧れ」なんだと思います。それはつまり擬似恋愛というやつなのではないでしょうか。余談ですが、私は何故か、CCさくらの雪兎と小狼の関係を思い出しました。笑

さてさて、それでではお待たせしました、下記からは下の先生の遺書の話に入っていきましょう。

私は昔、「どんな男同士の関係も恋愛的なんだ」と無茶な主張をしていた外国のさる学者が主張していたのを読みました。

「どんな一人の女性と二人の男性との三角関係も、男性同士の同性愛的要素を持っている」…

この説はいささか無理があるのでは?と読んだ当時も思いましたが、「一人の女性を挟んで強い感情を互いに向け合っている」という点では確かにそうなのかもしれません。

Kはとても先生のことを信頼していました。裏切られるなんて思いもしなかったのでしょう。それだけ先生のことを友人だと思っていたのです。それを先生は裏切ってしまったわけです。

結局Kは、自分の信念を貫き通すこともできない下らない自分は生きる価値もないと思って自殺したのでしょう。

これを理想に殉じた崇高な存在だととるか弱い男だととるかは人それぞれだと思いますが、しかし「そんな強くて脆いKがたまらん悶える」と思うのはありなのではないでしょうか。または「そんな崇高な理想に生きるK素敵……電柱の陰から見守っていたい…… 」と思うのもその人の勝手だと思います。私は後者でした。

さて、ここからは勉強のお話ですが、よくこの話のまとめを「明治の精神うんたらかんたら」と突然出てきた明治の精神でまとめられて「納得いかねえ!」となる人が出るのでしたが、当時は私も理解できなかったこの答えも、今なら「こう解釈すればたぶんいいのだろう」とある程度説明できるようになったので、私の思いつきですが説明させてもらいます。

Kの遺書に、「もっと早く死ぬべきだのに何故今まで生きていたのだろ」という箇所があります。これはおそらく、Kが死んでお嬢さんと結婚してから、先生がずっと思っていたことでもあったのではないでしょうか。

だからこそ、先生は時代の変わり目という機会を見つけて「こんな自分は死んでしまうべきだ」と自殺したのではないではないかと思います。時代の変わり目を理由ではなく機会にしたところに、先生と乃木大将の自殺の理由の違いがあります。しかし、「このような自分は新しい時代に必要ない」と感じたからこそ先生は死んだと言い換えることによって、先生が死んだ理由の明治の精神云々は代表されると思います。

       

まとめ

今回は中々上級者向けでしたね。しかし少しでも分かっていただけたらば、皆様のお勉強(w)の足しになると思います。

あとがき: 「ねむこ」はこう思うよ。

ねむこ
まだ原作を読んでいない人は、是非読んだ後にこの記事を読み返してみて下さいね!きっと「なるほどっ!」と思うところが有ると思います。

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