
画像引用元:もんでんあきこ『すべて愛のしわざ』
疲れた時に読みたいマンガって、どんなマンガですか?私は、底抜けに明るくって、笑えるハッピーエンドのマンガではないかと思います。悲しいマンガもシリアスなマンガもいいけど、今日読むには疲れちゃう。スカッと明るい話を読んで、よく眠ろう!
今回ご紹介するのは、こちらの作品です!
もんでんあきこ『すべて愛のしわざ』―感想・あらすじ・ネタバレ!
あらすじ
三柴エリカ(みしばえりか)は悩んでいた。妄想夢で。
少し前からエリカは、エリカが産業医として働く会社の社長、柳沼(やぎぬま)に、個人相談を受けている。その相談の内容は、欲求不満からくる睡眠不足の解消について…。
「とにかく寝られないんだ!…原因はわかってる。性的欲求不満だ。」
要するに、エロい妄想をしていたら眠れなくなっちゃったというのである。
おじさん!なにを中学生のようなことを!!
そしてその悩みの解決策として、エリカが提示したのは、性的な妄想を話させてストレスを吐き出す、という斬新な方法。
いや、斬新すぎる。本当に産業医なのか?(笑)
素直に助言を受け、柳沼が語りだしたのは、なんとエリカを題材にした、いやらしすぎる妄想。
「なんだ?石鹸ブラシで感じているのか?泡がどんどん流れていくぞ。
柳沼のアブノーマルな妄想に取りつかれ、エリカは妄想夢をみてしまうように!
仕事熱心で頼れる表の顔の裏に隠された、アブノーマルな性癖。エリカはだんだん柳沼に惹かれていくのですが…
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まとめ
『エロスの種子』で知られるもんでんあきこ先生の、最新TLマンガです。少女漫画家としてデビューして、現在は色々なジャンルで活躍中のもんでんあきこ先生。TLマンガを描かせても、うまいの一言ですね。
まず、絵がとてもキレイで魅力的です。若者を描かせても、おじさんを描かせても素敵に表現してしまうところに、長年漫画家として生きている実力が感じられます。その画力で描かれるSEXシーンは、美しく、生々しく、いやらしい…。最高かよ!(笑)
そしてストーリーですが、こちらもいいですね。現実味があるようでないような。絶妙にバカバカしい設定が、愛おしい。前述しましたが、疲れているときに読むのがちょうどいい作品なのです。
もんでん先生が青年誌で描かれているエロは、逆にストーリーにこれでもかというくらい力を入れていらっしゃって、話が重すぎてエロシーンは逆に萎えます。
この作品は、明るいハッピーエンドを描きたくて描きました、と本人コメントにもあり、絶対に楽しめるという確信を持って読み進めることができるところが魅力です。
この単行本には、今回紹介した作品「妄想カウンセリング」の他に、童貞小説家と編集者の恋を描く「ベッドマネージメント」、好きな上司に媚薬を盛ってみる「媚薬の効果」等、5本の作品が収録されています。
どの作品も一癖あって笑えます。そしてしっかりエロいです。
さっと読める作品なので、ぜひ手に取ってみてください。
この本を読んだ方、ぜひコメントで感想を教えてください♡