「文豪ストレイドッグス」「文豪とアルケミスト」などなど…
いま巷では文豪モノの作品をきっかけに、実際の文豪に興味を持つ乙女たちが急増しています!
文学作品の魅力はもちろんのこと、複雑に絡み合う師弟関係・人間関係も見どころのひとつですね。
そんな中、実は文豪(詩人)の萩原朔太郎が、師匠の北原白秋に恋をしていたという事実があるのです。
文豪BL連載ー萩原朔太郎が北原白秋に恋!?現存する手紙を探ってみた。
萩原朔太郎ってなんぞ?
代表作「月に吠える」「青猫」など…繊細な詩を書きます。
医者の息子で、学生の時のあだ名はプリンス。
北原白秋ってなんぞ?
言わずと知れた超有名詩人。代表作は「桐の花」「落葉松」のほかに、童謡などの作詞も多く手掛けています。「この道」「待ちぼうけ」など。
現存している手紙を探ってみた!
以下、朔太郎から白秋へ向けた手紙の一部で、一緒に銭湯に行った帰りに書かれたものです。
「曽てあなたの芸術が私にどれだけの涙を流させたか、その涙は今あなたの美しい肉身にそゝがれる。真に随喜の法雨だ。身心一所になる鶯の妙ていだ。私の感慨は狂気に近い。かんべんして下さい。あなたをにくしんと呼ぶ。 (略) 一所に銭湯に這入つた日からあなたの気分がぜんぜん私の気分を支配して行くのを感じた。何ともいえない法悦のよろこびが私の血管に泌みわたつて行くのを覚えた。」
情熱的ですね…!
「あなたに逢ってから二度同性の戀といふものを經驗しました。戀といっては失禮かも知れないが、僕があなたをしたふ心はえれなを思ふ以上です、 (中略) 烈しい憤怒ののちのものまにや性の哀傷、くるめく奔狂の戀魚は胸いっぱいに泳ぎまはった、 (中略) はじめあなたはをどこかこわい人だと思った、今ではなつかしくてたまらない人だ、逢ひたい、逢ひたい、私はきちがひだ、あまり一本氣にすぎる、そのくせおく病だ、憎い奴は殺さなければ氣がすまない、好きな人は抱きつかなければ氣がすまない、」
「まって居ます、まって居ます、僕はひとりぼっちだ、」
「エレナの奴は手紙をやっても返事をくれないんです、北原さん、僕のとこへ來てください、やっぱり女より男がいゝ、男の方がすきだ、僕は哀しくて仕方がないんです、」
ちなみにエレナとは、当時朔太郎が憧れていた人です。しかし白秋の方に同性の恋をしていたということで…さびしくて仕方のない気持ちを、言葉に乗せて訴えています。
まとめ
どんな思いでこの手紙をしたためたのか、
考えただけでドキドキしてしまいますね!
あとがき: izm(いずむ@Nanoマテリアる。)はこう思うよ。
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