
画像引用元:宙出版/著:團藤さや/束縛プラトニック
3兄弟、それぞれのプラトニックなお話で構成されたストーリー。すれ違ったり愛されたりしています♪
束縛プラトニックー感想・あらすじ・ネタバレ
ヒロインの和香には8年もの間、帰りを待ってる婚約者がいるという噂がありました。
相手は海外赴任中。
もう32歳にもなる和香に対し、流暢なこと言ってていいの?ってな感じで、職場の女子社員からはネタにもされていたんです。
そんな恋愛ドラマ的噂話、嘘か本当かを証明するには彼が帰ってきてくれることしかない。

画像引用元:宙出版/著:團藤さや/束縛プラトニック
こ・れ・は、8年間待ちを払拭するほどのインパクト!
彼が和香の婚約者・正臣(まさおみ)。どうやらサプライズで帰国し、和香の前に現れたようです。
噂は本当だったんですね。
8年という長い間でしたが、週に1度は手紙が届いてたって、このご時世、メールでもないところがまたドラマ。
それら全部を捨てずに取っておくあたりを見ても、和香は本当に健気な女性です。
そもそも、この二人どういう関係?
8年前、正臣がドイツへ行くことになったが就職したばかりの和香は彼に付いていくことを諦め、遠距離を選んだ。まさか、こんなに月日がかかるとは思っていなくて。
付いてこない代わりに、正臣はある条件を和香に出したのです。
それが守られてきたのか、さっそく確かめたい。

画像引用元:宙出版/著:團藤さや/束縛プラトニック
正臣との出会いは和香が10歳の時。
当時、和香の母が経営する和菓子店の経営が苦しくなり、それを助けようと、まだ幼かった和香は市内で一番大きな家に助けてもらおうとその家へ突撃したのです。
その家の息子だったのが正臣。正臣もまだ少年です。
和香の事情を聞いた正臣は、助ける代わりに将来お嫁さんになってくれる?と、子供ながらにとんでもない条件を言いました。
お店を助けてもらうため、和香は必死。
きっと約束をしたのでしょう。それから、思春期を迎える頃には二人はお付き合いをしていました。
貿易会社社長の三男、自由奔放。
好きだったけどすれ違うことも多かった。だからあの時は心が決まらなかったのもあったみたい。
帰国後、二人で街を歩く二人。和香と繋がりたくてたまらない正臣は外であるにもかかわらず、和香の下半身を弄ります。
敏感な部分を刺激され、気持ちが高揚していた矢先、ここでまた、正臣から今度は“東京に呼ばれた”と打ち明けられてしまったのです。
また、置いていかれるんだと思った和香の気持ちはぐちゃぐちゃに。
心が微妙にすれ違ってる二人。けど正臣は、置いて行くつもりはなかったと打ち明けます。
拒まれたら、和香の中で射精して既成事実を作ってでも連れていく、って。ちょっとぞわったわ!

画像引用元:宙出版/著:團藤さや/束縛プラトニック
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派手さはないけど気持ちのやり取りが時に甘くて時に深くて、なかなかいい作品です♪他、他の兄弟たちのストーリーも収録されています。未読の方はチェックしてみてください!
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