[speech_bubble type=”pink” subtype=”L1″ icon=”ne.jpg” name=”ねむこ”]こんにちは、こんばんは。本日もナノマテをお読み頂きありがとうございます。文学・BL大好きライターの[ねむこ]です。[/speech_bubble]
すでに多くの方の支持を集めている、この超マニアックシリーズw
今回は堀辰雄の「燃ゆる頬」です。
教科書文学をBⅬ読み♡・堀辰雄~燃ゆる頬~
燃ゆる頬は少年ばかりの寄宿舎における、つかの間の少年愛を描いた作品。
主人公も相手の三枝も、決して健康とはいえない身体の持ち主。 青白い頬をしたそんな二人の愛は、とても儚くて脆いものです。 二人は二人っきりで旅行に出ます。鄙びた漁村をまわる、不健康な二人に相応しい旅行です。 そして、その先で、主人公は異性愛に目覚めてしまいます。
そうなった主人公は、 もう三枝に構うこともなくなり、二人の仲は途切れてしまいます。ああ悲しいかな、束の間の少年愛。 どうやら書き手の堀辰雄は、同性愛を異性愛の前段階のものとして描いている様子です。 その捉え方は、人によっては当てはまると思います。
しかし、なんともこの主人公は身勝手なのです。自分から三枝にアプローチしておいて、 異性愛に目覚めてからは突き放し、手紙も返さないのです。
そんな少年らしいエゴイズムを、堀辰雄は書きたかったのでは?と私は思ったりもします。
堀辰雄は本人が肺病持ちだったことから、避暑地でのお話や病が関わるお話が多いので、 こういった少年時代が舞台のお話は少し珍しい作品でもあります。
ちなみにこの堀辰雄、ジブリの有名な映画「風立ちぬ」のタイトルの元となった 「風立ちぬ」という短編を書いている人でもあります。驚きですよね!
まとめ
ちなみに…海王社から朗読CD付きの面白いものが出ているので(笑) 原作を知らない人はコレから入ってもいいと思います。
あとがき:[ねむこ]はこう思うよ。
[speech_bubble type=”pink” subtype=”L1″ icon=”ne.jpg” name=”ねむこ”] こうやってBL的感覚で文学を楽しめれば、授業中も妄想で捗りますよb [/speech_bubble]
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